宮崎神青ブログ - 知っちょる?宮崎の祭⑨

知っちょる?宮崎の祭⑨

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執筆 : 
sashi 2022-2-9 17:50

 

 

〇春の縁日大祭 シャンシャン馬道中〇

 

三月の最終土曜に斎行され、祭典後に巫女舞、舞楽、獅子舞、シャンシャン馬道中唄の奉納が行われ、その翌日にはシャンシャン馬道中の再現が行われます。 縁日大祭は約四十名参列し、週末に斎行するため、神賑行事では多くの参拝者が足を止めます。翌日に再現されるシャンシャン馬道中は、宮崎方面から花嫁を乗せた農耕馬を花婿が手綱を引き「七浦七峠」の旅路を進み鵜戸神宮へ参拝する風習で、通称「鵜戸さん参り」と呼ばれています。

 

由来:縁日大祭は元来旧暦二月の初卯の日(縁日)に斎行していましたが昭和二十九年を最後に途絶えていましたが、平成十一年、当時の宮司が以前の賑わいを取り戻すために再興されました。                                                                                                                                                                                  シャンシャン馬道中は日南市の駒宮神社の例祭に地元の人が農耕馬を装飾し駒宮神社を参拝し、その馬で鵜戸神宮に新婚夫婦が参拝したことが始まりで、「シャンシャン」は馬に付けた鈴の音に由来しております。  同市に縁結びや牛馬の神様として信仰が篤い榎原神社があり、内田万寿姫(うちだますひめ)の進言により御祭神を鵜戸神宮から御霊分けをし、摂社の桜井神社には内田万寿姫が祀られています。榎原神社と同様に内田万寿姫を祀る桜井神社も崇敬篤く、例祭日には縁結びや豊作を願う人々や飾り付けた牛馬などが近郷近在から押しかけ、宮崎方面からは、御神徳にあやかろうと農閑期を利用し、新婚夫婦が日数をかけて山路をたどり参拝しており、この風習は明治の末まで続きました。 宮崎方面からの榎原まいりは、四泊から五泊の日程で、旧飫肥街道が利用され、徒歩旅行でした。やがてこれが、往還の準備や日程の都合から、榎原神社の御祭神にゆかりのある鵜戸神宮へ参る「鵜戸さん参り」へと移り変わり、大正の初期まで続けられました。

 

時期:春の縁日大祭 三月最終土曜日 シャンシャン馬道中再現 その翌日

 

神社:鵜戸神宮(日南市鎮座) https://www.udojingu.com

 

写真②

 

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