宮崎神青ブログ - いいね! 御守り ~⑤~
今回ご紹介するのは、
西諸県郡高原町大字後川内に鎮座されいる
霞神社のお守りです。
神社由緒
霞神社は、古くから農業、畜産、商売繁盛、縁結びなどの神様として旧くから知られております。
御祭神は大己貴命、少彦名命、保食命の三御柱を祀る。 天保十四年刊の「三国名勝図会」によれば「・・・五色の蛇ありて、巌隙に栖む、これを神と崇めて、別に祠廟を設けず、是、霧島六所権現の使神なりといへり、故に六所権現へ参詣する者は、必ず茲に参詣せり、参詣の者、彼蛇を見る時は、神縁を得るとて、殊に歓喜すとかや、祭祀三月十五日、九月十五日、祭式には、白砂を供す、文化十二年、大信公(注:島津重豪)、神事を新修して、神徳院別当とし、郡山邑、花尾大権現社の大宮司に命じて、祭祀を管轄せしむ」と当神社について記載されております。
当神社は神仏混淆の修験道と深く関わりを有し、その名残が「霞権現」の名前や、石碑などにその痕跡をとどめることができます。 神仏混淆の修験道は、七世紀頃に始まっており、その後霧島連山を中心とする一帯にも広がり、霧島六所権現と云われる諸社が形成され、当社もその一郭に修験者の縄張りとして修験者達の行動域に組み入れられたと想像できます。 因みに“霞”とは修験道の用語として“縄張り”を意味すると云われております。 「三国名勝図会」にも記されておる様に、当神社には体長三十センチメートルほどの白蛇が御神殿裏の岩窟の中に棲息し、今日でも神縁を得ようと岩の間隙に目をやる参詣者の姿を多く見掛けます。
霞神社のお守りには全て白蛇が刺繍されています。
また正絹という高級な絹を使っているのが特徴です。
上記、お守りの初穂料は、1000円です。
これから新緑の季節を迎え、境内からの景観は大変すばらしいです。
是非ご参拝の上、ご自身に合うお守りを見つけて下さい。