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宮崎神青ブログ - かぐつちのかみ

かぐつちのかみ

カテゴリ : 
その他
執筆 : 
office 2016-1-12 17:31

①シュッ。ボッ。

②カチッ。ボッ。

③チッチッチ。ボッ。

 

何の音を表現してるか分かりますか???

 

①マッチ ②ライター ③コンロ

 

そうなんです、答えは”火”

今日は火にまつわるお話です。

 

この時期の火に関するお祭りと言えば「どんと祭」

お正月のしめ飾りや古神符(古い御守や御札)等を焼納する神事であり、

ほぼ全国的に見られる神事で、左義長(さぎちょう)とも呼ばれます。

 

昨日は小戸神社に足を運んでまいりました。

 

火にとっての天敵と言えば”水”

昨日は終日生憎の雨模様でした。

 

午後5時祭典開始。

その後、火鑽(ひきり)神事。

先ずは夫婦で。

火種はすぐに起こり、あっという間に火がおこったかと思ったら残念ながら鎮火・・・

その後は上記の繰り返し、なかなか火はおこりません。

 

後ろで見守っていた宮司が業を煮やして登場!

親子での火鑽へとなりました。

 

しかしながら雨による湿気の影響か、火の神様のご機嫌か、うまくいかず・・・

簡単そうに見えますが、意外と腕にこたえるそうです。

 

あっという間に点いてしまうのも盛り上がりに欠けますが、あまりにも点かないと参拝者の

視線も冷たく感じます(笑)

 

そして時間は流れ、時刻は午後6時30分。

ようやく、ようやく、ようやくこの瞬間が訪れました。

社殿内は大きな歓声に包まれました。

 

長年この神事を見てきましたが、ここまで火が点かなかったことは記憶にありません・・・

 

御神火にて餅を焼いていただき、無病息災を祈ります。

 

火の神様はかぐつちのかみ。

「迦具土」「軻遇突智」とも書かれます。

 

文明の発達していなかった過去においては、今回の神事のように火をおこすのも

一苦労であったと思います。

また火は我々の生活に欠かせないものですが、一歩間違えると全てを焼き尽くす

恐ろしいもでもあります。

改めて火の有り難さを感じた次第であります。

まだまだ寒い日が続きますが、火の取り扱いには十分にご注意ください。

 

最後になりますが氏子総代をはじめ関係各位、また寒い中、雨の中、傘をさしながら

お待ちであった多くのご参拝の皆様本当にご苦労さまでした。

 

今日神主さんは筋肉痛のはずです・・・

 

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