宮崎神青ブログ
令和7年度 第45回 御神田行事御田植祭~県北地区
2025.7.15
去る令和7年6月12日 午前10時30分より、御田植祭が東臼杵郡美郷町南郷上渡川地区にて斎行された。
当会の御田植祭は昭和56年より始まり、本年で45回を数え、例年収穫された稲穂は、宮中・伊勢の神宮・靖國神社、更に県内649社のお宮に奉献させて戴いている。




当日は各地で災害級の大雨が降り続き、雨天が予報される中、斎行時刻には暗雲が去り、宮崎県神社庁長 本部雅裕様を始め、管内支部長など多くの来賓に御臨席戴き、厳粛且つ盛大に斎行された。
当該地区の黒木豪志様に田長を引き受けて戴き、斎主は御神田地区の大平雄太会員(渡川神社禰宜)が奉仕。


早乙女には、渡川公民館女性部様に御協力戴き、小学生14名、保育園児7名、会員21名が奉仕した。

御田植では、掛け声に合わせ、早乙女、小学生、保育園児と会員が一列に並び、児童たちも五感を使い自然を感じ、普段の生活では味わうことできない機会に目を輝かせて丁寧に奉仕した。


会場を移し直会では、黒木豪志氏より、田長を引き受けた理由として、自分が作ったお米が靖國神社へ奉納され、我が国の礎となられた御英霊に奉献が叶うから。と熱い思いを語り、我々も身が引き締まる思いで拝聴した。
稲作は「斎庭の稲穂の神勅」に起源し、古来、神社においては豊作祈願と収穫感謝の祭祀が連綿と続けられてきた。米不足・米価高騰のなかで稲作への関心が昂るなか、先人たちによる神話以来の神祭りの伝統、また稲作を営むなかで育まれてきた自然観・精神性を受けとめ、「米作りはわが国の基」を合い言葉に、賑々しく収穫をお祝いすることが出来ますよう心よりお祈り致します。
