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神武天皇二千六百年記念事業

神武天皇二千六百年記念事業
神武天皇二千六百年記念事業

世界平和祈願祭

主催  神道青年全国協議会
協賛  株式会社馬原造園建設
協力  宮崎県神社庁 神道青年九州地区協議会 宮崎県神道青年会
日時  平成29年2月20日(月曜日)~同21日(火曜日)
場所  平和台公園 宮崎神宮

【趣旨】
 自然は我々にさまざまな恩恵をもたらすとともに、時にはその自然環境が惹き起こす脅威に晒されている。近年、地震、津波、台風等の大規模な自然災害が我が国に限らず世界各地で頻発してをり、世界的に気候変動による異常多雨、異常小雨の増加や、海面上昇などが指摘されるなど、地球規模での自然環境の変化が急速に進みつつある。自然災害は一瞬にしてそれまでの生活基盤を破壊するだけでなく、その後も長期にわたって人々の生活を脅かす。
また自然の脅威だけではなく、国内に在つては地方の産業構造の変化による林業や小規模農業の衰退が、森林の荒廃や耕地の減少を招き、水害の危険性を高め、国土景観の維持にも深刻な影響を与えてゐる。さらに、急激な人口減少や少子高齢化の影響も受けて、地方では極度の人口流出による過疎化が一層深刻化してゐる。過疎化は地域コミュニティを弱体化させ、防災情報の伝達や適切な警戒・避難誘導行動及び復旧・復興活動に重大な影響を与えてゐる。そして、過疎化の進んだ地域では緊急医療体制も不足してをり、災害時の救急体制に深刻な欠陥が生じてゐる。このやうな過疎・高齢化による地域の自然災害に対する脆弱化は、離島や沿岸部及び中山間地域の孤立集落等において顕著であり地域崩壊の危機に直面してゐる。国外に在つては、利己的な領土拡大による資源や市場の確保、宗教や民族・文化などの相違による侵略・征服、内部紛争を抱へる国に対する他国の介入など、これらの要素が複雑に絡み合つて人間の手により起こる戦争や紛争、テロ事件も一向に止む気配が無く、根本的な解決への道筋は簡単なものではない。
このやうな時代の中、本年は神武天皇がお隠れになりましてより二千六百年の節目の年を迎へた。価値観が多様化する現代ではあるが、神武天皇の建国の精神に想ひを馳せるとき、「それ大人の制を立つ、義必ず時に随ふ。苟も民に利あらば、何ぞ聖造に妨はむ。」「六合を兼ねて以て都を開き、八紘を掩ひて宇と為む」との橿原奠都の詔が先ず想ひ出される。我が国の治世の根本は民の福利を基し、仁を以つて政を為すにあり、更に天下を挙げて一家の如く和気藹々に発展せしめ、以て万国万民皆安しとする四海同胞平和主義の博愛が、我が国建国の根本精神であるといふ事を、今一度再認識する好機である。
昭和十五年には紀元二千六百年の行事や神事が国家の祝典として挙行されたが、戦後はいはゆる神道指令の影響により、神道に関連するものは一切排除され、紀元が使用されなくなるばかりか、紀元節も廃止の憂き目に遭ふこととなつた。先輩諸賢の尽力により、建国記念の日として復活を果たしたものの、現在、その意義にかかる国民の関心は決して高いとは言へない。神話や伝承を排除し信仰を忘却させることは、日本人としての精神性を欠落させ、やがて国としての誇りをも失ふこととなる。
来る紀元二千七百年が国民挙げての奉祝となるやう時流を作ることは、我々青年神職の役目である。今ここに神武天皇建国の精神に立ち還り、更なる国造りに寄与すべく活動を展開し、日本民族としての誇りを恢復し、我が国の根幹を確固たるものに修り固めなし、世の中に存在するすべての物が睦み合ひ平穏な世界にしてゆくべきであると示すべく、本事業を実施する。

日程表はこちら→PDFファイル

平成29年2月20日

午後2時30分 正式参拝 於宮崎神宮

午後4時~ 神賑行事 於平和台公園

肥後神楽(熊本県)
平戸神楽(長崎県)
舞楽
雅楽奉仕者

平成29年2月21日 午前9時 世界平和祈願祭 於宮崎神宮

宮崎神宮についてはこちら
式次第はこちら→PDFファイル
神青協祭典奉仕者
社務所前列立
修祓
参進
悠久の舞
祭典奉仕者併参列者
参列者含む
祭典奉仕者併神青協会員

平成29年2月21日午前9時より宮崎神宮に於いて、神武天皇二千六百年記念事業「世界平和祈願祭」が斎行されました。
昨年、橿原の地で建国の礎を築かれた神武天皇が崩御されてより二千六百年を迎え、その御聖德を偲ぶと共に御事績を啓蒙し、我が国の根幹を確固たるものに修り固めなすべく、国家の安寧、更には世界平和を祈願するという旨で、前日の神賑行事に続き開催されました。
宮崎神宮 杉田秀清宮司を斎主に、宮崎神宮職員、神青協役員・委員16名が奉仕、また九州地区協議会には伶人奉仕をいただきました。参列者約80名が全国より集い、雲ひとつ無い晴天の中、厳かに斎行され、記念事業が完遂しました。
(神青協FBより)

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神武天皇二千六百年記念事業
神武天皇二千六百年記念事業