宮崎神青ブログ - 202202のエントリ

知っちょる?宮崎の祭⑥

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執筆 : 
sashi 2022-2-7 13:22

 

〇海を渡る祭礼〇

 

氏子を巡幸、またお神輿を漁船に乗せまして島を一廻りいたすところから「海を渡る祭礼」ともいわれています。お神輿を乗せた船「御座船」を先頭に満艦飾の大漁旗等で飾った数十艘の漁船が列をなして進むさまは、壮観で当神社の祭礼で最も賑やかな御祭です。

 ご祭神を乗せた神輿が青島神社から船で出発し青島漁港にある天満宮(水神様)にたどり着き、翌日は白浜の港を出港し海上を帰還します。ハッピ姿の若者が海に飛び込み船から神輿をおろし、勇壮な「浜下り唄」を唄います。主催も神輿の担ぎ手も22、23歳の若者で、時々神輿を大波のように激しく暴れさせながら練り歩きます。

 

由来:お神輿の渡御は古くから行なわれていましたが、海上渡御は御祭神の古事を偲び、海積宮に御祭神をお連れ申し上げ、御神慮をお慰めしたいという氏子漁民の発意で昭和二十三年から始まりました。

 

時期:旧暦六月十七日・十八日(令和三年は八月一日のみ)

 

神社:青島神社 https://aoshima-jinja.jp/

 

写真②

 

写真③

 

写真④

 

写真⑤

 

写真⑥

 

知っちょる?宮崎の祭⑤

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執筆 : 
sashi 2022-2-5 20:24

 

〇オンバレサマ〇

 

 「オンバレサマ」は禊祓(みそぎはらい)にちなんだ特殊神事です。茅の輪は境内に設置するのではなく、案の上に供え神事を修めた後に輪くぐりを行います。 この茅の輪は八尋の長さ(十五メートル程)に編み、これに紙垂を取り付けて輪くぐりに使用します。

神職、伶人、参列者混ざって行います。一度くぐったら頭上まで持ってきて再度くぐります。輪くぐりを修めた後に神職が砂浜のある海岸へと行き修祓の際に使用した大麻、茅の輪を大海原に祓いやり神事は修められます。

 

由来:江田神社の鎮座する宮崎市阿波岐原町は、当社のご祭神であります伊邪那岐尊が黄泉国から帰還されて穢れた心身を浄められたことから、みそぎ発祥の地と云われています。「大祓」がなまってオンバレサマと云われています。

現在は、この大祓の神事と輪くぐりのみの神事となっておりますが以前は、「浜くだり」と「輪くぐり」を併せてオンバレサマと云われておりました。 浜下りは神社東の砂浜で身を清める所謂禊ぎのことです。大祓神事が行われる前日に砂浜へ行き、打ち寄せる波のしぶきに素足を踏み入れ、嗽に始まり波打ち際の砂を指す「しおはな」を掬い取ります。その砂を左右の肩、頭上正面に振りかけて全身の祓いを行い、天神地祇(てんしんちぎ)に祈願して帰ります。そして翌日に輪くぐりを行い、無病息災を祈念していたとされています。

 

時期:六月三十日

 

神社:江田神社(宮崎市阿波岐原町鎮座)  https://eda-jinnja7.webnode.jp/

 

写真②

 

写真③

 

写真④「まさご」

知っちょる?宮崎の祭④

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執筆 : 
sashi 2022-2-4 18:00

 

 

〇御衣祭(おんぞさい)〇

 

神様のお召し物である御衣を奉献する。伊勢の神宮をはじめ、多くの神社で斎行されているが、宮﨑神宮では紀元2600年(昭和十五年)を期して再興された。

以前は五月十四日と十月十四日の年二回斎行されていたが、現在は五月十四日のみ斎行、御衣として麻二反が宮崎市呉服商有志より奉献され、代表者が御衣司として奉仕する。

 

由来:紀元2600年を期して恒例として厳修されることとなり、県下有志各位また養蚕蚕糸業者の協力の下、斎行された。戦時中は中断され、昭和四十四年に宮崎市呉服組合の熱誠により再興された。

 

時期:五月十四日

 

神社:宮﨑神宮 https://miyazakijingu.or.jp

知っちょる?宮崎の祭③

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執筆 : 
sashi 2022-2-3 16:45

〇春祭(島開き祭)〇

 

中祭となり、巫女舞を奉納します。

 

由来:島開き祭といって、約280年前までは、一般の方の入島が禁止され、神職の他は島奉行等の島を監守する役人のみ許されていました。また島止祭もありました。

しかし当時の宮司長友肥後が信仰上これを遺憾に思い禁を解く事を藩主に訴願して許可を頂き現在のように何人でも入島ができる様になりました。 それまでは尖浜に祓所を設けまして遥拝をしていました。

 

時期:旧暦三月十六日

 

神社:青島神社 https://aoshima-jinja.jp/

知っちょる?宮崎の祭②

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執筆 : 
sashi 2022-2-2 15:51

〇どんど焼き祭〇

 

火鑽臼(ひきりうす)と杵で忌火を鑽出して、正月の〆飾りや古神札等を焼納し、その忌火(いみび)を用いて竹につけた餅を焼き食べることで新しい年の無病息災・家内安全を祈願します。本殿にて祭典を執り行った後祓所へ進み、火鑽臼と杵を祓って火をおこし、その忌火を松明に移して境内に準備してあるお焚き上げ場へと火を着けるのが一連の流れとなります。

 

由来:一般的には宮中行事の左義長(さぎちょう)が始まりとされており、名前の由来は諸説ありますが、竹を焚き上げる時”どんどん”と音を出しながら燃える様子からどんど焼きと名づけられたと言われています。

 

時期:一月中旬

 

神社:宮崎八幡宮 https://www.miyazakihachimangu.or.jp/

知っちょる?宮崎の祭①

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執筆 : 
sashi 2022-2-1 14:15

昨年8月23日に都城地区ブロック会が開催されました。

県内神社の特殊神事について発表を行いました(^^)/

 

 

コロナウイルスの影響を受け、祭の規模縮小や中止が余儀なくされているのが現状です…(*_*)

本来であれば氏子崇敬者の方達にもご参加頂き、盛大に行われる祭がたくさんあります!

盛大に祭が復興するよう願い、県内各地の祭のご紹介をします☆

 

 

 

〇裸まいり〇

 

全国から白足袋にふんどし、白装束の男女約五百名の方々が神社の前の海で禊を行い、身を清めて神社に参拝をいたします。神社に参拝した後、青島参道でバケツに用意された水を頭からかぶります。禊ぎの前日には、前夜祭として青島神社で神楽が奉納されます。

 

由来:この風習は、昔、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)が,海幸彦の釣り針を探し出し,海神宮からご還幸された際、村の人々が衣類(命をお迎えする為の装束)をまとう暇もなく裸の姿で取り急ぎお出迎えしたという古事から起こったものです。

 

時期:成人の日

 

神社:青島神社 http://aoshima-jinja.jp/

 

写真②

写真③

写真④