宮崎県の神社
大人神社(おおひとじんじゃ)
皇孫瓊々杵尊国求めの節、御留りなされた所であることから「大日止」と言ったと伝えられる。その由緒から汚穢の恐れ無からん事を祈って、応神天皇を勧請し八幡宮と称した。文禄四年(1595)甲斐宗摂を合祀、明治四年、大人神社と改称した。
『日向地誌』によると、旧称を宗摂八幡宮といった。豊臣秀吉の九州攻めの行賞で、臼杵郡は宮崎地方とともに高橋元種に与えられた。三田井家の実力者で、岩井川村の庄屋だった甲斐宗摂は、大人にもその開削と伝える「おも井手」と呼ばれる古い用水があるなど、領民に善政を施したが、高橋氏に攻められ、鶴の手で自裁した。その地に五輪塔、大人には供養塔が建てられたという。
当社の十月九日の例祭に奉納される大人歌舞伎は、古来、高千穂の鬼八法師の所に娘を生贄として捧げる慣わしがあったのを宗摂が改め、猪を供えることにしたこと、および地域開拓に力を入れた功績に感謝して奉納したのが始まりという。
ご社殿
鳥居
神社からの景色
電話番号
(0982)87-2751
郵便番号
882-0402
住所
西臼杵郡日之影町大字岩井川2109番地の1
御祭神
品陀和気尊(ほんだわけのみこと)
大年神(おおとしのかみ)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)
大年神(おおとしのかみ)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)
旧社格
村社
社殿
本殿(流造)4坪 拝殿(入母屋造)9坪
創立年月日
不詳
例祭日
十月九日
最寄ICからのアクセス
北方ICより日之影町方面へ車で約40分