宮崎県の神社
福瀬神社(ふくせじんじゃ)
当社社宝とする棟木に養老元年(717)の文字が見えたが腐蝕甚だしく判明できない。天文三年(1524)十一月代官天氏弘吉が再興して社殿を営んだ。しかしこの社地は洪水毎に流失するので永禄三年(1560)二月現在地に遷座した。創建以来890年余年崎山字に鎮座された。以来400余年を経て今日におよんでいる。その間度々社殿の改築をみたが、就中永禄三年の神社改築に当っては伊藤義益(義祐の嫡男)は武運長久を祈願して神殿一字を奉献建立した。此の神殿は昭和四年(1926)の改築に至る迄390年余年間神殿としてあったもので、現在境内神社八坂神社の神殿として保存され藩主の定紋を止めている。以来大名武人の信仰厚く、天正四年(1576)十二月代官天氏弘実上屋を営み、享保五年(1720)十一月川越諸左衛門花崗岩鳥居を建立。寛政九年(1797)上屋改築、弘化三年(1846)十一月拝殿を延岡内藤能登守政義が寄進し、明治四年(1871)神殿表屋改築を内藤備後守政挙が寄進し、昭和四年現神殿の改築を以て今日に至る。天正の兵乱により社殿が損壊し、宝物を失った。更にその後の文書類も明治十年の役に福瀬神社地周辺が薩軍の屯所だったため兵火の中心になり散逸してしまった。
 明治初年頃まで「白鳥大明神」と称したが、明治四年十一月他の神社を合祀して現在の社名に改め、明治四十年二月、神饌幣帛料供進社に指定された。
 
							ご社殿
						 
							入口鳥居
						 
							参道鳥居
						郵便番号
							883-0101
						住所
							日向市東郷町山陰乙2014番地
						御祭神
							日本武尊(やまとたけるのみこと)
素戔鳴尊(すさのおのみこと)
						素戔鳴尊(すさのおのみこと)
旧社格
							村社
						社殿
							本殿(権現造)6坪 拝殿(入母屋造)20坪
						創立年月日
							養老元年(717)十月十五日
						例祭日
							十一月十五日
						主な祭典
							夏祭 七月十五日
						文化財
							天然記念物ハナガガシ自生地あり
						駐車場
							有り
						最寄ICからのアクセス
							日向ICより車で約20分
						最寄駅からのアクセス
							JR日向市駅より車で約20分
						