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宮崎県の神社

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熊野神社(くまのじんじゃ)延岡市

本社は元正天皇の御宇、霊亀二年(716)沙門正覚が紀伊国玉置山より熊野三尊の分霊と称する神鏡三面を捧持し、四海安穏万性安楽を折らんがため諸国を行脚中、養老二年(718)当地に来り須佐山に露宿をした。その時夢に三尊が姿を現わし、「吾爰に鎮座せん」と申された。夢から覚めて神鏡を動かせども微動だにしない。よって此に衆生のために神縁を結び、鶏頭山長岡寺を創建し、神鏡を奉安して熊野三社大権現と尊称した。
桓武天皇の朝延暦五年(786)沙門信宥が来りて住し堂宇を大に興した。光孝天皇仁和三年(887)七月地震により社殿倒壊したが、寛平四年社殿再建された。のち高倉天皇の治承年間、土持氏田部栄網が再建、二十七代土持弾正は社領八十石を寄進した。後土御門天皇御宇文明十七年(1483)己巳、伊東修理亮領内を侵したために祭祀も衰頽した。天正五年(1577)社殿寺院共に兵火を罹り、文禄元壬辰年(1592)大蔵朝臣高橋元種再興、更に慶長十三年(1608)寅有馬左衛門尉直純再興、元禄十三己卯年(1700)三浦壱岐守再興、延享四卯年(1747)内藤右京亮政修補修、寛政元己酉年(1789)六月社殿再興し、爾来領主並びに領民の篤く崇敬する社寺であった。明治四年十一月川島神社へ合祀されたが、同十四年九月氏子の復社請願が許可となった。
明治二年別当寺職還俗して玉置須計と改め、正覚より五十二代永続して本社は尚今日に及び隆盛である。

特殊神事『歳頂火(せとき)』
1280年の伝統を持つ熊野神社の歳頂火は、旧暦の一年の最後の日(1月14日)の夜、一年間の罪や穢れを焼き払い、新しい年小正月(1月15日)を迎える火祭りです。
一週間前に大きな生木を切り出し、高さ4㍍程の井型に積み上げる。当日午後7時に宮司が御神火を奉じて点火する。夜空を焦がす真っ赤な炎を高さ十数㍍に達し、吹き上げる火炎と周囲に降り注ぐ火の粉は壮観である。
この祭は一年も欠かしたことがなく、また周囲の山や人家に燃え移ったこともない。この火にあたると病気をしないといわれており、参拝者は餅を長い竹竿の先に付けて焼いて食べる。この木が燃え残ると作物が不作で、燃え尽くすと豊作とも占われる。それで消防団員は夜を徹して残らないように燃やす。
現在は旧暦の1月14日に近い土曜日の夜に執り行われている。

ご社殿
入口鳥居
歳頂火
電話番号
(0982)36-0433
郵便番号
882-0011
住所
延岡市須佐町5357番地
FAX番号
(0982)36-0433
御祭神
伊弉冉命(いざなみのみこと)
速玉男命(はやたまおのみこと)
事解男命(ことさかおのみこと)
旧社格
無格社
社殿
本殿(流造)4坪 拝殿(入母屋造)6坪
創立年月日
養老二年(718)
例祭日
十二月十三日
主な祭典
歳頂火(せとき) 旧暦一月十四日
※現在は旧暦一月十四日に近い土曜日
最寄ICからのアクセス
北川ICより車で約20分
最寄駅からのアクセス
JR日向長井駅より車で約15分
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