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宮崎県の神社

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高屋神社(たかやじんじゃ)西都市

当社は別称山王社とも言い、ご祭神は大名牟遅命・景行天皇を奉祀する。十二代景行天皇、纒向日代(まきむくひしろ)の御宇十二年七月熊襲が叛乱した。よって八月十五日皇居御発輦遊ばされ、筑紫ご親征に向かわせ豊前に入り、鼻垂耳垂諸譒兇賊・土蜘蛛を討ち、日向国子湯県に到り、此の地に御駐輦された。
同十二年丁亥秋十一月高屋行宮(現黒貫寺境内)を興し、天皇は宮殿の東日陽山景勝の地に宮柱太敷立て、神殿を造り、天神地祇八神及び烈聖の皇霊を鎮め奉り、皇郡克勝をご親祭された。天皇は、黒木造り(黒貫の地名の語源という)の御所に七年間ご辛苦の戦の末、遂に十三年夏五月悉く平定され、熊本を経て大和へご還幸なされたのである。
その後二十七年八月再び熊襲が叛き、天皇は御子小碓命(日本武命)に命じてこれを討たせられた。命はただちに日向へ渡り景行天皇の御所たりし高屋行宮に幸し、高屋宮に皇軍の克勝を御祈願の後熊襲を討ち平げられたという。
後世、里人等景行天皇のご偉業と聖徳を偲び奉り、そのご神霊を高屋宮に奉祀し、村の鎮守神として里人の崇敬篤い神社である。
古来祭典は毎月行い、年間75度の大小祭有りと言う。
一月正月用の餅は「餅田迫」(字小路)祝松は「松ヶ迫」(字春田)より納める。
二月春の彼岸(旧)には「彼岸田」(字境田)より納米。
三月節句米は「三月田」(字山下)より納米。
五月節句米は「五月田」(字四反田)祝菖蒲は「菖武迫」(字吉の丸)より納める。
六月大祓は「払谷」(字払谷)にて行う。
七月七日七夕祭は「七夕田」(字七夕田)より納米。
八月彼岸は「彼岸田」(字境田)より納米。
九月九日は太々神楽(大祭)にて最大の祭典である。その儀前夜、黒貫寺境内の御初家山(景行天皇の仮御所趾)にご神霊を移し、明九日、三十三番の太々神楽を奉納、終りてご還幸する。この制度は明治七年まで行われ、その費用準備は総て黒貫寺より行いしという。
十一月星祭は「霜月田」(字畑間)より納米。
十二月大祓は「払谷」にて行う。
各祭典に用いる「ヒトギ」は「ひとぎ田」(字四反田)より「御供米」は「九像田」(字払田)より奉納、その籾種は「米納」(字四反田)より納めしものである。
なお例大祭は旧九月九日として現在に至る。
勅願の霊顕により、御剣を都万神社に献納され、同社の宝庫に蔵する旨、『延喜式内都萬神社案内記』に記されている。

ご社殿
鳥居
参道
電話番号
(0983)44-3071
郵便番号
881-0106
住所
西都市大字岩爪2600番地
御祭神
大名牟遅命(おおなむちのみこと)
景行天皇(大足彦忍代別天皇:おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)
旧社格
無格社
社殿
本殿(流造)1.5坪 拝殿20坪
創立年月日
不詳
例祭日
旧9月9日
最寄ICからのアクセス
西都ICより車で約10分
最寄駅からのアクセス
JR佐土原駅より車で約17分
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